【波乱】唐津優勝戦!個人的感想!
みなさんこんばんは。筆者のはなたろうです。
今回は今日行われた唐津地元戦の優勝戦の感想を書きたいと思います。
※地元戦とは、毎年お正月とGW、お盆の時期に開催されます。地元の選手が多く出場し、賞金が一般戦に比べ少し高い特徴があります。
まず優勝戦メンバーは以下の通りです。
地元戦ですが、1号艇は広島支部の麻生選手となりました。
機力としても麻生選手が節一級で全ての脚が良く、ここも人気を集めていました。
しかし、結果は④深川選手の前付けもあり、②宮地選手の3コースからのまくりに乗った⑤山田選手の優勝となりました。
3連単は5-2-6で29,110円の高配当、波乱決着となりました。
攻めた②宮地選手、展開を突いた⑤山田選手の1m、2mの判断やターンはもちろん素晴らしかったですが、私が一番印象に残ったのは④深川選手の“強烈な”前付けです。
深川選手と言えば前付けをする選手で有名かと思いますが、この人の前付けの特徴として、展示では勢いよく前付けにいくものの、本番誰も抵抗しないとみるや、前付けを緩め悠々と2コースに進入することが挙げられます。
その為、本番はさほど深インにならず、外の艇の“まくり”が届かないことが多いです。
今日もスタート展示では勢いよく前付けをしていましたが、②宮地選手も➂高倉選手も抵抗するそぶりは見せませんでした。
この日は追い風が強かったこともあり筆者は、これは本番ではいつもの軽い前付けで済まし、内2艇はせいぜい100mはいるくらいの起こしになると考えていました。
しかし、本番はどうでしょう。
深川選手は展示同様に勢いよく強烈に前付けに行きました。もちろん2.3号艇は全く抵抗するそぶりは見せないのにです。
まだ1分針の回転前で麻生選手、深川選手の2人はスタート方向へ舳先を向けることとなりました。追い風もあり、あれよあれよの内に2艇はどんどん深くなっていきます。
結局、15秒針の回転開始時では80m手前まで流れていました。
これではもちろん起こしからスピードが乗らず、麻生選手は,08のスタートを切るもなすすべなく宮地選手に締められてしまいました。
では、一体なぜ深川選手は無謀とも言えるあんな前付けをしたのでしょうか?
それはこれが唐津の地元レースだからだと筆者は推測しています。
「地元レースは地元の選手が多く出場している以上、地元の選手が優勝しなくてはならない。」
そんな思いが深川選手にあったのではないでしょうか?
ましてや他支部の選手に得点トップ、優勝戦1号艇を奪われているなか、簡単にイン逃げはさせまいと思っていたのではないでしょうか。
しかし、麻生選手の足は強力です。自身がいつも通り緩い前付けをして2コースから逆転を狙うのは難しいと感じていたのではないでしょうか。
そこで出した答えが今回の“強烈”な前付けでした。
これは麻生選手と共に倒れてでも、外の後輩である宮地選手や山田選手に優勝してほしいとの思いが込められていたように感じます。
結果、狙い通りに宮地選手と山田選手が優勝争いを演じ、山田選手が優勝しました。
深川選手にとっては作戦成功、、といった感じではないでしょうか。
少し考えすぎかもしれませんが、私にはあの前付けにはそういったメッセージを感じました。
ボートレースは人が舟を操縦しています。もちろんこういった選手の心理も垣間見えます。そんな選手の心理まで予想に組み込めるともっとボートレースが面白くなると感じました。また、今回の優勝戦で漢“深川真二”の魅力を改めて感じることができとても楽しかったです。
みなさんはどう思いましたか?最後まで読んで頂きありがとうございました。