【初心者必見!!】舟券攻略において、3号艇の“攻め手”について
みなさんこんばんは。筆者のはなたろうです。
本日は競艇の予想を構築する上で重要な要素の一つである、“3号艇の攻め手”について話していこうと思います。
これを知っているだけで、レースを予想する際に軸とするべき艇が見えてくるでしょう。
3号艇が1S1Mで取る3つの“攻め手”について
まずは、3号艇が1mの際に取る“攻め手”ついて話します。
3号艇が勝利する際の決まり手は大きく分けて2つあります。
“まくり”と“まくり差し”です。
さらに、“まくり”にはスリット同隊から全速でぶん回す“ツケマイ”とスリットで先行し内の2艇を飲み込む“絞りまくり”に分けることができます。
つまり、3号艇の選手が1mを回る際にとるアクションとしては➀まくり差し、②ツケマイ、➂絞りまくりの3パターンに分けられるという訳です。
もちろん、それぞれの“攻め手”に良し悪しがあり、3号艇の選手は他艇や水面状況によって一瞬の判断で次のアクションを選択しています。
しかし、選手にも得意・不得意があるようで、データをとると明らかに“まくり差し”が多い選手や“絞りまくり”が多い選手など選手によっては選択する“攻め手”に偏りが出てきます。
つまり、3号艇に乗艇する選手が1mでどんな“攻め手”を選択するのかを予測することで、そのレースがどんな展開になり、どの艇に展開が向くのかが分かるヒントになりえるということです。
次ではそれぞれの“攻め手”が出現した際に展開が向きやすい艇や逆に展開が向きにくい艇、また、その“攻め手”を得意とする選手を何人か挙げてみようと思います。
攻め手①まくり差し
まくり差しとは内の2号艇をまくりつつ、1号艇を差すという戦法です。
これは高度な状況判断や旋回技術が求められる難しい戦法です。
よってB1やB2の下位階級の選手や若手選手・女子選手ではなかなか得意戦法としている選手は少ない印象です。
SGレーサーでは馬場貴也選手や平本真之選手が圧倒的にうまく、多用している印象です。
この“まくり差し”が決まると必然的に2号艇は引き波に沈められてしまいます。
また、本来5号艇が入るはずだった間隙がなくなるため、5号艇にとっても展開不利と言えるでしょう。
逆に4号艇や6号艇にとっては良い展開になります。
1号艇にとってはまくり差しが決まった場合でも引き波にはめられるわけではないので舟券内にはのこるという可能性が高くなります。
逆に3号艇の出足が足りず、まくり差しが差さらなかった場合は、1号艇・2号艇の引き波にはまってしまい、舟券内からも消えてしまうということが多いです。
そのため、着を拾いたい選手にとっては少しリスクの高い選択と言えます。
攻め手②ツケマイ
ツケマイとは、“外マイ”とも呼ばれ、スリットが同隊の状態から内2艇の外を旋回する戦法です。
これは引き波のない水面を回れるため、1着が取れなくても、3着内には残りやすいメリットがあります。
また、今回話す3つの“攻め手”の中では技術的にも1番簡単で、階級の低い選手でも多用しています。
SGレーサーでは西山貴浩選手や中島考平選手はまくり差しより圧倒的に“ツケマイ”を多用します。
ツケマイは3号艇が大きく懐を開けるため、4号艇や5号艇にとっては差すスペースが広くなりやすいです。
また、2号艇にとっても“まくり差し”と比較すると、引き波の影響を受けにくく、差し残しやすいと言えます。
展開を待つ6号艇にとっては相対的に連に絡みずらい“攻め手”と言えるでしょう。
また、“ツケマイ”が決まる場合は1号艇は引き波にはまることがほとんどのため、舟券内からも姿を消してしまうことが多いです。
攻め手➂絞りまくり
絞りまくりとは、スリットで先行し、1m到達までに内の2艇を絞りきる“攻め手”です。
これはスタート力やスリットでの行き足が必要で、“伸び型”の調整をしている選手によくみられる戦法です。
SGレーサーでは井口佳典選手や菊地考平選手、最近では藤山翔太選手や菅章哉選手が典型的にこの“攻め手”を多用しています。
この“攻め手”は成功する、しないに関わらず、内側へ絞っていくため当然1号艇・2号艇には不利な展開と言えます。
逆に4.5.6号艇にとっては良い展開になりやすく、特に4号艇にとっては1着・2着をとる絶好の展開が向きます。
また、絞りまくりをする選手は伸び型の調整をしていることが多いため、内2艇を絞りきっても1mで外の艇に差される場面が多く、4-3や5-3などの裏の目を出やすいのが特徴です。
今回は3号艇の“攻め手”についての記事を書きました。
どの選手がどの“攻め手”を得意としているのかを知り、自分の予想した通りの展開になれば舟券が当たった際により気持ちいいと感じるものです。
これを読んでくれた方が少しでも今後の舟券予想に役立つと幸いです。